津屋崎ブランチ出会えた人~新ノ居操さん~

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新ノ居 操さん

私は津屋崎の のぼせもん

 「たった10日?1ヶ月くらい経ったかと思いよったよ-。」
「こんなにもまちに受け入れてもらっている…」何気なくかけてもらう言葉が嬉しい。
 津屋崎ブランチでの研修のため、期限付きで移住してきた私は “生まれてからずっと津屋崎暮らし”新ノ居操さんのお話を伺いました。
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新ノ居 操(にいのい みさお)さん

 妹さんのハンコ屋さんで店先に出たり、書道教室や絵画教室に通ったりと、いろいろな顔をもつ新ノ居さん。なかでも藍の家(※)で過ごす新ノ居さんの姿は、もはや津屋崎千軒の一部となっています。

食事は雰囲気
 津屋崎では自宅に近所の方や友人が集まって食事をすることが多いと聞きました。新ノ居さんの家も例外ではありません。子どもの頃から、お父さんの友達が自宅に集まる機会が多かったのですが、人が来ることを苦に感じたことはありませんでした。
 新ノ居さんが子どもの頃は友達の家で遊んでいて夕飯の時間になると、その家の子ども達に混じって一緒に食事をすることもあったそうです。お母さんが家族の人数分焼いたはずの魚を見て「あら、一人分足りないけど…まぁいいか。」と言ってしまうくらい津屋崎には大らかなところがある。―新ノ居さんは当時のことを嬉しそうに語ります。
 「食事は雰囲気が大切」と語る新ノ居さん。藍の家では、保存会のみなさんと昼食を食べる機会があります。そこでいただく食事が美味しいのは、楽しい会話で盛り上がることにも秘密がありそうです。

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藍の家での作業風景~会話が弾みます

知らないことがいっぱいある
 「他の所を知らないから、津屋崎の良さは分からないけど。」取材の冒頭で新ノ居さんは遠慮がちに言いました。香川県出身で船乗りの旦那さんと一緒になってから、旦那さんの先見の明に驚かされることが多く、人それぞれ異なる視点でまちや物事を見ていることに改めて気付いたのだそうです。
 そしていま、新ノ居さんは移住してきた人に尋ねます「なんで津屋崎に来たんね?」70年住んでも知らないことがいっぱいある。そんな謙虚な姿勢だから移り住んできた人たちにも、分け隔てなく積極的に話しかけたりするのかもしれません。

 以前、新ノ居さんが藍の家の窓から身を乗り出して、古い建物を探しているという人に場所を一生懸命に教えている様子を見かけたことがありました。そのときは「とても印象深い場面」というところに留まっていましたが、今回の取材を通してそれがとても新ノ居さんらしい姿だったことに気付きました。新ノ居さんの津屋崎探しは、きっとまだまだ続いていきます。


※津屋崎千軒民俗館「藍の家」
 明治に紺屋として建てられた町屋形式の建物。老朽化による取り壊しを保存活動で食い止め、現在は「藍の家」と名付けられて「藍の家保存会」の女性達によって守られています。国の有形文化財(建造物)に登録されており、コンサートや展示会などさまざまなイベント会場としても活躍している。価値ある建物はもちろんですが、藍の家を守る女性達の元気な姿も藍の家の見所の一つです。



(取材:四ヶ所)


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桑野 由美さん

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山口 真紀さん

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谷川 市代さん

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井上 進也さん 

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松本 貴司さん

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中村 洋基さん一家

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マックティアー トラビスさん

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松尾 由希恵さん

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新ノ居 操さん

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児玉 麻紀さん