津屋崎ブランチ出会えた人~松本貴司さん~

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松本 貴司さん

津屋崎だからこそ

「キ、キ・・ここは何屋さん?」
お店の前を通りかかる人がドアを開けて尋ねてくる。そんな時、松本さんは嫌な顔をひとつもせず「美容室ですよ」と話し始めます。松本さんは昨年の秋、福岡市の隣、糟屋郡から津屋崎に移り住み、kiitios hairという美容室を開きました。
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松本 貴司さん

求めていた日常
 松本さんは佐賀県唐津出身で、熊本県や福岡市内の美容室に勤めた後、結婚して子どもができたことをきっかけに独立を考え始めます。勤めていたお店のお客さんに「津屋崎はいいよ」と聞き、津屋崎に足を運んだところ、海岸や夕陽の美しさに惚れこみ、移住を決意。お店や家などが驚くほどスムーズに見つかり、導かれるように津屋崎に移り住みました。今振り返ると、下校途中の子どもがあいさつをしたり、杖を持ったおばあちゃんが髪を切りにきてくれたりという今あるこの日常を子育ての環境として求めていたのだと思うと、心の中から言葉を一つ一つ拾い集めように話してくれました。

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愛犬レオもスタッフの一員

一人一人と丁寧に
 津屋崎での開業を美容業界の知り合いは「お客さんが少ないから止めておいた方がいい」と反対。しかし、松本さんが考える理想の美容室には津屋崎は好条件でした。松本さんは、お客さん一人一人とゆっくり話をしながら満足してもらう髪型に仕上げることを何よりの喜びにしており、人数をこなしていくやり方に疑問を覚えていました。そして、蓋を開けてみると、以前勤めていた糟屋郡の美容室でのお客さんが一時間かけて来店し、現在では、地元のお客さんも全体の半分を占めるようになりました。松本さんは、来店を重ねる度にお客さんの満足度を向上させたいという思いから、一人のお客さんとゆっくり話をしてから施術を行います。そのこだわりから、1日で最大で6人、カラーやパーマの場合は1日3人のお客さんのみの施術しか行いません。その丁寧な仕事振りが評判を呼んでいます。


津屋崎の日々
 津屋崎で暮らし始めて半年が経ち、津屋崎で暮らしていることを実感していると松本さんは話します。
「天神(福岡市内の中心部)に出ても、直ぐに帰りたくなるんですよね。昔は天神に出るのが楽しかったんですけどね」お客さんが芋を持ってきてくれたり、髪を切りにきてくれたお客さんが旦那さん、息子さんを紹介してくれるなど田舎ならではのことが起こり、松本さんは現在の日常をとても贅沢なものに感じています。「僕が話していることは、本の中で書いてあるかもしれない。だから文字になった時、僕が感じていることが伝わるかどうかわからないのだけれど、言えることは、住んだらわかるということです」日常の中で、体全体で感じているからこそ、松本さんの言葉は強く、言葉の向こう側に松本さんが愛でる日常が映画のように流れ出してきそうでした。

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kiitos hair
福津市津屋崎1-1-20
TEL:0940-52-1500
OPEN 9:00  CLOSE 18:00
定休日:月曜日、第三火曜日
http://kiitos-hair.com


Kiitosとは、フィンランド語でありがとうという意味。「かもめ食堂」というフィンランドを舞台にした日本映画があり、その中で登場する食堂のように、老若男女が気軽に訪れ、一人一人と丁寧に接していきたいという思いから名づけられました。

(取材:都郷)





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桑野 由美さん

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山口 真紀さん

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谷川 市代さん

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井上 進也さん 

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松本 貴司さん

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中村 洋基さん一家

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マックティアー トラビスさん

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松尾 由希恵さん

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新ノ居 操さん

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児玉 麻紀さん